こんにちは! 美人ラボ編集長のカンナです。
この記事では、美人がゆえの悩みを抱えるみなさんに、『美人あるある!』で共感できる作品を1つご紹介します。
作品のタイトルは、東村アキコ先生作の
『主に泣いてます』
です。
シリアスな場面も細かなギャグの要素もあり、一気に流し読みできる『美人ゆえの悩みを抱える』全ての女性が共感できる作品です。
それでは、登場人物からあらすじ・ストーリーまでお伝えしていきます。
主な登場人物
『主に泣いています』では、キャラが立っている人物がたくさん出てくるのですが、作品の中で最も影響力がある人物をピックアップしました。
紺野 泉(コンノ イズミ)
・女優レベルの容姿を持ちながらも、下町のアパートに暮らす無職の貧乏人
・仕事を探そうと思っても、男性関係のトラブルを引き起こしてしまうため、まともに働けない不幸美人
緑川つね(ミドリカワ ツネ)
・おかっぱの女の子で、美大受験を目指すためアトリエに通っている中学生
・親がお金持ちであるため、働きたくても働けない泉の生計を支えている
赤松啓介(アカマツ ケイスケ)
・アトリエでバイトをしながら、美大に通う大学生
・泉と出会って一目惚れしたが、自らをゲイと偽ってなんとか冷静さを保ちながら、緑川つねちゃんに絵描きを教えている
青山 仁(アオヤマ ジン)
・美大で講師もする日本を代表する画家
・紺野泉をモデルとした絵が出世作だが、妻帯者でありながら泉を愛人として扱っている
・プレイボーイかつ不真面目な性格で、その時の気分でいろんなタイプの女性に手を出している
ストーリー・あらすじ
主人公の紺野泉は、生まれつきの美女。
美人ゆえに、昔からその場に存在するだけで、周囲の人間の感情をかき乱してきました。
例えば、仕事の面接に行くと速攻で採用が決まり、面接官からしつこく食事に誘われる始末。
泉を見た女性は容姿に激しい嫉妬をするので、同性の友達ができにくく、孤独な生き方を選ぶしかなくなります。
また、幼い実の妹にも、姉の泉ばかりに注目がいくため『いなくなってほしい』とまで言われてしまいます。
美人がゆえの苦労が次々と舞い込んでるため、とうとう次のように考えるようになります。
『生まれ変わったらブスになりたい。。』
『明るくて面白くて誰からも愛される素直なブスに』
自分の美貌をめぐって、知らない間に周囲に争いがおこるし、自らの人生も狂い始めていきます。
だからこそ、波乱に満ちた人生を生きてきた泉は、来世こそはブスに生まれたいと強く願うようになるのです。
泉には、もうひとつ美人ゆえの不幸ポイントがあります。
恋愛が苦手で、報われない恋をしてしまいがちなところです。
泉は妻帯者の画家の『仁』に思いを寄せますが、仁からはただの愛人としか扱われていません。
さらに、泉は仁に惚れ込んで彼のアトリエで絵画モデルをしますが、その収入は全て仁の妻の懐に入っており、、、
美人ゆえの悩み共感ポイント
『主に泣いています』は、美人がゆえの苦労を抱える人が共感できるポイントがいくつかあります。
みんなが共感できるポイントをいくつかピックアップしてみました!
美人は孤独になりやすい
生まれつきの美人は、男女問わず多くの人の注目を引きつけます。
ですが、多くの人の注目を浴びる分だけ、悪意を引き寄せることにもつながります。
主人公の泉も、同じように美人であるが故に、人間関係のトラブルに巻き込まれていく様子が描かれています。
また、過去の人間関係のトラブルの中で、男性に対してトラウマも抱えています。
美人は恋愛が苦手
本当の美人は、意外と恋愛が苦手だったりします。
美人すぎるが故に、寄ってくる男性のタイプが偏ってきて、普通の恋愛経験が少ないためです。
主人公の泉も、次々と男性から言い寄られるのですが、好きになるのは妻をもつ画家の『仁』。
本気で好きなのに、愛人程度にしか扱われていません。
美人なのに恋愛でうまくいかないあなたは、もしかしたら、泉の生き方に深く共感できるかも。
女性から嫉妬されやすい
生まれつきの美人は、新しいコミュニティに属するたびに、女性から妬みや嫉み、ひがみを受けやすいです。
何もしなくても、その場にいるだけで嫌われやすくなるため、生きづらく感じる美人は多いはず。
主人公の泉は、愛人として扱われた『仁』の妻から、激しく恨まれることになります。
また、実の妹からは、姉の泉と比較されることが嫌で『いなくなってほしい』とまで言われてしまうのです。
まとめ
本記事では、美人であるがゆえの苦労を抱えるあなたに、『主に泣いています』を紹介させていただきました。
美人は、孤独になりやすかったり、恋愛が苦手だったり、同性から嫉妬されやすい点などで、共感できるところが多い作品です。
シリアスかつギャグもあって、一気読みしてしまう作品なので、ぜひ試してみてくださいね。